• hitoodoru kikaku

キャンプ場内のレストランやカフェ

指定管理のキャンプ場の運営サポート、ヒトオドル企画です。


どんどん気候は穏やかになってきており、桜の開花も間近かなと思いますが、客足は鈍いまま。


特にファミリー層が伸びていません。


この時期ですと平日は学生の卒業旅行で、週末は家族連れという感じで結構はねるんですが、今年は全体的に重いです。


やはり学校が休校になっているので子供を連れてレジャーというのは気が引けるみたいです。


実際そういう理由でキャンセルされた方もいました。


もうピークアウトしたなんていう意見もありますし、当地にいる限りは特にその威力を感じることはないんですが、メディアの映像からみるとやはり自重必至なんでしょうか。


メディアをどこまで信じていいのかもよくわかりません。


さて、先日来のエントリーで触れていますある指定管理者施設の収支を見たときに売り上げの割に人件費がかかっていることを指摘しました。


単純な話で収入がある分から施設運営をしていけばいいものを常に、売り上げ以上に支出しているわけですから当然黒字になるわけがありません。


それも行政から管理費を頂いていても成立しなかったわけです。


一応、収支上では平成30年度までしか出ていなかったのですが、今年度、平成31~令和元年度はもっと売上があったように思います。


根拠はなっぷでのランキングなどです。昨年度が800万ほどの売上で200万ほどの赤字、今年はそれを上回るような収入があったものの、恐らく支出も同じかそれ以上あったためどうしても合わないというのが途中でわかったのかな、と推測しています。


人件費なんかある程度削れるのにな、と思ったのですが、ここで気になったのが「レストラン&カフェ」を持っていること。


ご利用いただいているお客様にとってはレストランがあると心強いし、立地的にもすぐにどこかにいって食材を手に入れるというのは難しいらしいです。


ただ、実はこれが案外金食い虫なんではないか、と予想しています。


当然食材の多くは期限があり、使わなければ廃棄することになります。当たり前のことなんですが、その当たり前のことをレストランが本業でやっているから成立することであって稼働率の高いホテルではなく、キャンプ場でやることは大変高いリスクを孕んでいると思います。


これは実は当施設でも同様に、レストランではなかったんですが、旅行業取扱管理者の資格を持っていることもあり、旅行業登録をしようと考えたことがありました。


旅行商品を売ることによって手数料を頂くシステムですね。


アウトドア系のツアーガイドのつてがあり、そちらに紹介することによってツアーガイドにもお金が落ちるし、お客様も選択肢が広がるし、手数料をとれるし、ということで三方よしかなと思っていたんですが、これも当然そこまで甘いものではありませんでした。


旅行会社は当然それが稼ぎの業種の訳でその微々たる手数料のために駆けずり回っているわけです。それが当施設を利用するお客様に出す程度の手数料だと実は毎年旅行業協会に収める額に届かないということが分かったのです。


必ず旅行業協会に所属しなければいけないわけではないのですが、何かが起きたときに保険の意味で協会に所属したほうが絶対得。協会に属す必要がないほどに資産を持っている方でしたらそもそもそんな利益率の低い商売などせずにもっと大きな投資をしているでしょう。


やはり色々考えられているものです。


キャンプ場のレストランやカフェというのは実はこういうことなんじゃないかな、と思っています。


当施設も客が落としてくれる単価をもう少し増やしたいということで食事の提供も考えたのですが、割に合わないのです。


稼働率がせめてキャンプ場離れしている、せめて45%以上、のところでないと、かなり難しいかなと思います。


キャンプ客以外の人をターゲットにするほど力を入れるのであればより支出はかさむでしょうし、立地も考慮しなくてはいけません。そうなると今度はキャンプ客がおろそかになることも考えられます。


グランピングであれば一人の単価が高いこともあり、それに見合ったものが用意できるかもしれませんが、普通のキャンプ場ですと単価が大体3000円程度でしょう。もちろんオプションとして用意することもできると思いますが、そのための小屋としてレストランがあるというのはそれだけで維持が難しいものです。


マネージメントとは何をやらないか、だ。


誰の言葉かは忘れてしまったんですが、とても重い言葉に響きます。。

ABOUT ME

徳島県にある美濃田の淵キャンプ村の指定管理会社代表。その他、輸入業やアウトドアガイドもやっています。

自社Webサイトを構築しながらWixを学ぶ。作るだけでなく、どのように運用するかによってWebの存在意義が大きく異なるかを実感。そのノウハウを機会と捉え、事業化。

顧客と向き合うことを信条とし、そのツールとしてWebサイトを活用。自社が管理するキャンプ場は10か月連続過去最高売上更新や、前年度比109%売上などを記録。

​Web推進派でなく、事業の効率化のためのWeb利用推進派。


 

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