- hitoodoru kikaku
ディープなサービスを実践しましょう
キャンプ場の運営支援・集客コンサルティング・予約管理代行のヒトオドル企画です。
めっきり寒くなってきましたね。日ごとに実感していますが、今年はどれくらい雪が降るのでしょうか。
当地は四国でも積雪のある地域でスタッドレスタイヤが必須です。もう5年前くらいでしょうか、12月初めに降った雪により、孤立集落ができたことがありました。
当時の記憶を呼び起こしていますが、今考えればそれもお客様に売ることのできるなんかし
らのコンテンツになるかもしれませんね。
一応、当地にはスキー場もあるのですが、これだけダイナミックに人が動ける時代には雪国にあるスキー場と比較され、なかなか厳しいとのことも仰ってました。
やはりそこは何か尖ったコンテンツが必要のようです。
絞ったサービスの多様性
何度となくお伝えしているサービスを絞ることによって本当に応援してくれる人との出会いというのは本当に客と向かいあっている事業者だと感じています。
あるゲストハウスでは、その自然環境を生かし、最低宿泊数を4泊としているそうです。
4泊はお泊りいただけないとその周辺の良さを理解してもらえないということらしいのですが、すごい戦略ですよね。
宿側は当然それだけの絶対的な自信があり、その価値を提供しているわけです。
同時にこれまたお伝えしているとおり、スタッフの方にとっても非常に働き甲斐のある職場になっているのではないでしょうか。
もしお問合せの際に、「最低4泊からになりますが・・・」というので驚くお客様がいたらその時点でもうターゲットではないということですよね。
予約の時点でお客様の選別ができているわけです。
一万円のランチ
これも聞いた話ですが、ここ一番の時に使いたいレストランがまちにあったらなぁという意見から、あるホテルのシェフが今までの常識であれば4000円が最高だったランチコースを10000円まで引き上げ、限定1組にしたそうです。
こちらもかなりの挑戦だと思いますが、実際には早い段階から成功し、本当にここ一番の時のランチとして定着しているそうです。
お客様からすれば、期待の膨らむ値段設定、シェフからすれば存分に手間を掛けられる設定、スタッフからすれば集中できる設定。
後日談ではそのレストランを中心に、周囲に料金の階層ができていき、他店には8000円のランチコース、また別の店では5000円の、それまた別の店では値段は1700円までだけど、ランチは限定5組まで、という風に、お客様が神様的な昔までの流れとは離れ、丁寧な作業ができる仕組みに変わっていってるそうです。
「安くて大量にさばく」というのは経済的な問題より、それにかかわる人たちの心や体を蝕んでいってるというのを自覚する必要があります。
ディープなサービスと同様に大事なこと
当然、自信のあることがなければなかなかディープなサービスは打ち出せません。
思い付きでもうまくいくこともあれば、熟考したうえでもつまずいたり。
なので、まずチャレンジできるのは、「サービスを受けて当たり前」と思っているお客様をターゲットから外すということ。
どこでも変わらないサービスを欲しているのであれば、別にそこである必要はないという単純な考えですね。
まずはそこから始めるだけでお客様とだいぶ向き合えるようになります。
