- hitoodoru kikaku
一時休業するときの判断のしくみづくり
キャンプ場の運営コンサルティング、ヒトオドル企画です。
何か色々政府が対策をしているようですが、メディアとしても自粛が続く状況の中あまりネタがないんでしょうか、(案)とか、決定事項でないことを報道してしまうため、すこし混乱が起きています。
給付金の値段や取得条件、方法など人によって解釈もまちまち。
それでも恐らく私は該当しなかったり、個人事業主や中小企業にも給付金といいますが、こちらも該当せず。
今度はようやく緊急事態宣言の準備に入ったとのこと。
緊急事態宣言なのに準備が必要なんですね。よく言われていたもし国内にミサイルが打たれても政府が迎撃するためには閣議が必要で、決定は余裕で着弾した後、という話を思い出しました。

さて、弊社も今後の見通しについて当施設の設置者である役場と協議し、一時休業の可能性も模索しました。
役場としてはあくまで当事者に委ねているという態度で、特に指導などはないとのこと。
徳島県としては首都圏や関西圏のいくつかの県との往来自粛を発しましたが、県内の学校は4月8日からになります。
こちらも営業自粛の判断がつきかねるところですが、徳島県内のキャンプ場では上勝町にあるパンゲアフィールドさんがいち早く休業を決めました。
県内ではグランピングにいち早く取り組み、小規模ながら勢いのある上勝町らしい尖った運営をされているキャンプ場さんです。
弊社が当施設を指定管理する際にも、勉強させていただき、宿泊と同様にツアー(体験)に重きを置いた運営をされています。
ツアーづくりなども星野リゾートグループのピッキオさんで学んだりしているそう。
この英断にはやはり考えさせられるところがあり、再々述べている「営業しているだけで反社会的な行動なのでは」という自責や葛藤がクリアになります。
期間は5月末までとのこと。
現在入っている予約はキャンセル依頼をかけているということです。
この時期にGWを休む決断をしたのは本当にすごい。
小回りの利く会社なのでいち早い決断だったのだと思います。
この事例からみても、提言としてはやはりラインを決めておくことが重要です。
事業の撤退ラインを決めておくのは重要ですが、同様にこのような有事があった場合に対応できるラインを決めておくことが必要だというのがわかりました。
撤退ラインの条件などは環境や時勢に影響を受けますので、そこは柔軟にですが、「判別しかねる状況になったときに、一定のラインを設け、そのラインを超えたときには撤退する」という仕組みをつくっておくということですね。
先見性のあるトップであれば即断できるのでしょうが、なかなかそれも難しい。
そのためには普段からの情報収集とデマに惑わされない知見をもって撤退ラインを定めておけば、痛みを最小限にとどめ、再起できる状況にもっていきやすいと思います。