- hitoodoru kikaku
仕組みづくりとお金持ちの定義
指定管理のキャンプ場運営サポート、ヒトオドル企画です。
指定管理者制度は自治体によっても存在意義が違いますし、その施設によっても違いますね。弊社としては基本的に「バブルの時代に公が収益性を見込んで建てた施設でありながら今ではすっかりお荷物になった」公共施設を指しています(笑)。
全国にありますよね。それはキャンプ場だけでなく、道の駅や温泉施設など。
バブルのころに小さな自治体にもガンガン作られてたので、平成の大合併を経て、今の自治体には複数キャンプ場があるなんてこともしょっちゅうですね。
もしお困りでしたら、ぜひぜひご相談ください。

さて酸っぱくなるほど言ってるのが「仕組みづくり」の大切さ。
申し訳ありませんが、「そんな錬金術はどこにもない」とかいう方はこの先はお読みいただかなくて結構です。私もそう思っています。ここで明示している仕組みづくりとは目標に対して達成の確率がより高いものを指しています。
それもTPOによって施す策も変更しますし、何一つ完璧なものを提供しようとしているわけではありません。
実はこれが地元の「まちづくり」などに弊社が積極的にかかわっていない理由になります。
地方創生は多くの地域で取り組まれ、著しい成果を上げている箇所もありますし、そうでもないところもあると思います。
弊社としては当然地域の中で地域にお世話になりながら過ごしているのでお手伝いしたいのはやまやまなんですが、弊社の実力からして今のところ自主事業以外の活動に邁進する余裕がありません。
「みんなそうなんだけど」「時間ぐらいあるだろ」
そういわれることもございますが、そう言ってる方の多くが実は自主事業がうまくいってない方だということがわかっています。
ちょっと厳しめに言わせてもらいますが、コンサルティングを行う事業者である私からすると、自分の事業がうまくいってないのを地域のせいにしがちな人が人数が集まればどうにかなる的な活動がとても多いのに気づいてるんです。
そもそも活動ではなく、事業にするべきだというのが持論です。
「あなたじゃなくてもだれでもいいんですよ」という頭数だけそろえる活動に自分の時間を費やすのであれば、事業者として地域にお金が落ちるように頑張りたい次第。
この「地域のため」活動には、誰でも取り組めるという罠があるようで、「その人しかできない」という思考を奪ってしまいます。
これは大変残念ですね。
誰でも提供できる労力でそのまちの個性を活かすことができるでしょうか。
そのまちのことを思って多くの人が参加するのはたいていこのような罠に陥ってると思います。
まちが豊かであるということが目標であるならば、バビロニアのお金持ちの話が響きます。
お金もちとはお金をたくさん持っている人のことではなく、お金の増やし方を知っている人のことだ。
まちに置き換えればこのまちをよくしたいとはだれもが思っている。だけどそのやり方を知っている人はどれくらいいるのか。
まちが豊かになるためのやり方(仕組みづくり)を知っている人はいるのか。
日々勉強ですね。