- hitoodoru kikaku
指定管理者制度活用のすすめ
キャンプ場の運営支援・指定管理者公募支援・集客コンサルティング・予約管理代行のヒトオドル企画です。
先日のOIS(アウトドア・イノベーション・サミット)では、他のキャンプ場の方とも意見交換をさせていただきました。
アウトドアのメーカーさんや、メディアの方、環境団体などもいらっしゃいましたが、やはりキャンプ場同士の情報交換というのに最も長い時間を割いていたように思います。
メーカーさんとかですと、やはり営業トークになっちゃいますからね。その点キャンプ場などは共感をテーマに話しやすいので盛り上がりました。
その中で弊社が携わったわけではないのですが、弊社がお勧めしているようなキャンプ場が増えてきているようです。

ほぼ活用されていなかった公設施設を若い方たちが小さい会社を建てて、その指定管理を受ける、というやり方です。
意思決定が迅速に行えるように2,3人ほどのチームで、行っているようです。
これは過去のエントリーでも言っているように、まず初期投資がかなり抑えられます。
法人設立のお金だけでほぼいけるんじゃないでしょうか。
施設の修繕などは、話し合いや契約内容によって前後するとは思いますが、おおよそ指定管理者側に管理を任せる際に、施設設置責任者(役場)側が責任を持つ必要があります。
その時点に立ち会えるのであれば、要望もすることができますし、ほかに必要な経費も要望も可能でしょう(通るかどうかは未定ですが。)。
行政の方からの相談
このようなコンサルティングを始めたのはキャンプ場運営をしながらいろいろな方、特に行政の方にご相談を受けるようになったからです。
単純になっぷのランキングで徳島県内や中四国県内で上位にランキングされることからなぜか当施設の運営に興味があるようです。
施設としてのスペックがそう高くないところも逆に興味を持たれているところかもしれません。
大体行政の方には初回コンサルティングのみになります。というのも、選定された指定管理者が弊社との関係を必要としてませんから、これはしょうがない。
今回も行政の方ともお話しさせていただきましたが、やはり施設の維持管理には常に問題意識がありつつ、指定管理者の選定については既存の関係ややり方が重視され、今後も改善の見込みは少なそうとのこと。
ある施設は地元の人からの利用率は高いものの、稼ぎ出す施設ではないため維持管理だけで結構な額がかかるので今後の運営をどうするか考えているそう。指定管理に出せば、利用者から利用料をとることになってしまうし、今のままでは収支の改善は見込めないとのこと。
残念ながらこういう考えの人はたくさんいます。自治体などの公共サービスが全くコストがかかってないと思っている人たちです。
コストがかからないものは何一つありません。自分が無料で利用できているものは誰かが負担しているということ。
公共の公園で洗車してたりする人がいますが、その水道代もあなたの税金によって賄われています。誰かが負担してくれているのは、税金を払っているのであればあなたなのです。
他にもあるよね、公共施設
弊社が担当しているのがキャンプ場ですので、どうしてもそれに近い施設に目が行きがちですが、実際のところはバブルのころに大量に建造された多くの公的施設で、現在運用がされていない建物はすべて対象だと思います。
多くはつぶすのにお金もかかってしまうのでつぶせないまま印象の悪い古くなった建物を放置してしまっているのが現状ではないのでしょうか。
建てた目的は当時と今では明らかに整合性が取れなくなるでしょうから、そういうことも含めた「純公的」意義みたいのからはいったん離れる英断を期待しています。
ノウハウのある民間に開放し、違う可能性を探せないのでしょうか。
投入したお金を無駄にするのも、うまく運用するのもやり様だと思っています。