- hitoodoru kikaku
新しい何かを得るとき
キャンプ場運営支援のヒトオドル企画です。
運営支援をさせていただくうえで重要視しているのが、表面上のサポートにならないようにしているところです。
繰り返しお伝えしているように仕組みづくりをおろそかにすると周囲環境や世論、政治体制などによって簡単に揺らぐようなことになりかねません。
現在のコロナ禍で多くの企業がダメージを受けているところだと思いますが、ここ2,3日で宿泊業でも比較的大きなニュースがありました。
https://www.asahi.com/articles/ASN4S73MWN4SULFA039.html
全国展開していたファーストキャビンがコロナショックによる破産。
そして同様にチェーン展開していたホワイトベアーの関連会社WBFホテル&リゾーツの破産。
https://airstair.jp/wbf-hotel-resorts/

4月28日現在ではコロナショックによるホテル・旅館関係の倒産は17社に上るとのこと。
https://airstair.jp/hotel-bankruptcies/
多くは存じ上げない会社ですが、上記のファーストキャビンとWBFはチェーン展開しており、OTAなどでも必ず引っかかってくるホテルさんでしたので知っていました。
宿泊はしたことないのですが、特にサウナが好きな私はカプセルホテルを愛用していますのでその際の絞り込み条件でファーストキャビンが提示されることはよくありました。サウナはなかったと思いますが、大きなお風呂があったと思います。
今回の破産に関しては多くの専門家が寄稿しており、推測の域を出ませんが、大筋納得いくような内容でした。
東京オリンピックが開催される夏をピークに設定し、それまでに投資回収の筋道を立てるようなプランだったのが、その手前3,4か月でコロナ禍により一気に収入源を絶たれ、また東京オリンピックの延期が決定したところで絶対的に回収が不可能になったのではないかとのこと。
ファーストキャビンは38億、WBFは180億とその数字からも強気の経営計画が伺えます。
結果論になりますが、昨年までの予定通りに東京オリンピックが開催されていたら恐らくそれなりの成果を経て、大きく成長してた可能性だってあるわけです。
3月に入ってからの自粛モードの中、業界内では「今後はどんどん潰れる業者が出てくる」といった話がSNS上でも話題でした。当時の話題からすると正直もっと数が出てもいいかなと思っていました。
GWを超えて増えるのは、その結果に左右されるような小さなお宿かなと思いますが、大きなチェーン店などは東京オリンピック需要がなくなった時点で早めの決断をしているのだと思います。自転車操業的なところでは必ずそういう判断になります。
ただこちらもやはり「タイミング」というのが大事だということがわかります。弊社も設立3年を経て、その間の内部留保から当面の営業費を捻出できると判断し、営業自粛になりました。
これがもし1年目であれば間違いなく、そのお金はなく、破産していたか、多く借り入れをしていたかになります。
起業時に借り入れを行っていたこともあり、その時に更に借り入れできたかどうかは直面しないと判断しかねますが、胃に穴が開くほどのストレスを抱えることは想像に難くありません。
マインドフルネスでは過去や未来ではなく、今、ここに生きることを教えられます。つらいストレスや逃げ出したくなる現実に直面したとき、今、ここに生きることを気づく瞑想を行います。それは人間社会では過去や未来を見てしまうからです。
だからこそ反省もできるし、準備もできる。それらを組み合わせることができれば大変だけども、乗り切れないことはないと思います。
当然破産してもその人の人生は終わりではありません。何かを失うときは新しい何かを得ることでもあるのだと思います。