- hitoodoru kikaku
楽に顧客に喜ばれる方法
キャンプ場の運営支援・集客コンサルティング・予約管理代行のヒトオドル企画です。
市場調査をしながら顧客の好みに合わせることもあれば、それが全く響かないこともあり、トライ&エラーを繰り返していることと思います。
そしてまたあまり顧客を考えたものでなかったのに、顧客に喜ばれるようなケースもあったりとそうそうコントロールできるものでないと毎回思い知らされます。
その中でも事業の合理化を進めるにあたって実施したことが、思わぬ効果を呼んだ例をご紹介します。
面を合わせてのコンサルティングの場合はご意見を聞きつつ、推薦などをしますが、文章ですと一方的になってしまうのでおススメというよりはあくまで弊社での経験上のシェアになります。
意図せずリコメンドしている記事があったとしてもそれはタイミングや環境によって大きく異なる結果が出ることがあるので、優しくスルーしていただければと思います。
現金化をやめたくて導入したキャッシュレス
10月からの消費税増税に合わせて、キャッシュレスを導入した方も多いのではないでしょうか。
当施設は早い段階からキャッシュレスを用いています。お客様からの問合せもありましたが、実際はそれより受付の簡易化がメインです。
細々としたやり取りがだいぶ簡略化されるのではないかという期待通り、カード払いや電子マネー、QR決済などに対応しています。
これはキャッシュレス決済を導入の前に、Airbnbでの予約受付をすることによって、現金でのやり取りのない実体験から決断しました。
Aibnbは全てオンライン上での決済になるので、煩わしいやり取りを省くことがスタッフ間でも評判となり、すぐにAirpay&Airregiの導入となりました。
他にもスクエアやコイニ―など比較検討するサービスがありましたが、クレジットカードと同時にQR決済も導入可能なAirregiにしました。何より選択肢があるのが助かりますね。
レジすらなかった当施設ですが、ipadを仕入れ、レシートプリンターなど簡易なものを用意しても総額は5万ほど。バックオフィスがあることで顧客管理と結びつけることもでき、一気に生産性が上がった気がしました。
お恥ずかしい話、それまでは全てが紙媒体で、狭い事務所内に過去の書類が山積みになっている状態でした。完全なペーパーレスとはいきませんが、事業の効率化を進めていくうちにどんどんウェブ上で解決できることが多くなり、ほぼ紙媒体は利用しなくなりました。
因みに宿泊者名簿も今では、ipad上の電子署名となっています。クラウドにしているので自宅からでもアクセスでき、予約者との意思疎通も電話のみだったころに比べると夜中や総長も対応できる仕組みです。(緊急以外は特にやる必要もないと思いますがww)
インバウンドのお客には必要?
QR大国である中国のお客様には、一時期の銀聯カードみたいに、QR対策が必須だと思い、AlipayやWechatなどの中国式決済を導入しましたが、今のところ回転なし。これは予想外でしたが、考えてみれば中国からのお客様はほぼいませんでしたwww。
香港や台湾、韓国などからのお客様を受け容れており、多くはAirbnbで事前決済、またBooking.comから来るお客様でも現金とカード払いが半々といったところでしょうか。
また欧米のお客様は総じてカード払いが多い印象があります。ただ、カード払いができるから当施設を選んだ、という意見も今のところは聞いたことありません。念のため。想像していたよりは、欧米のインバウンドだけでAirpay導入の目標数値には届いていましたが、おもったより多かったのは国内のお客様のご利用でした。
その数値を入れると目標数値は一年目で圧倒的にクリアしました。
昔から語られる「日本は現金が強い説」で自分自身も基本は現金派でしたが、弊社でAirpayを導入すると同時に自分自身もカードやQR決済を用いると、まぁ、なんとも便利。
その便利さを知っているお客様はやはりカードでのお支払いをご希望されます。特に10月1日以降は5%還元事業者であることも手伝ってか、多くのお客様がカード払いされます。
不思議なことにその日の宿泊客の一組目がキャッシュレスか現金かで払うことによってその日一日の他のお客様もコントロールされることがあります。宿泊予定の8組全部がキャッシュレス及び事前決済でまったく現金を使わないこともありました。
なんなんですかね?
うちわであおいだ風
AirpayやAirregiは本当に簡単に導入できるので是非お勧めです。居酒屋や小売業ほどレジを稼働させるわけではないかもしれませんが、Airregiにはそれほどの能力を持ちながら宿泊業で使ってもコストがかからないというメリットがあります。
リクルートのサービスですので、データとして提供しているという側面は否定できませんが。
扇風機やクーラーのある時代。うちわであおいだ風こそが真に人を冷やすのだと信じている人以外は、取り入れてしまおうということで導入しましたが、今のところとても力になってくれています。
