- hitoodoru kikaku
FBI淡路~キャンプのできる宿~
指定管理キャンプ場の運営サポート、ヒトオドル企画です。
今日ご紹介するのはこちらのFBI淡路さんです。
FBIだなんて物々しい感じもしますが、「Firstclass Backpackers Inn」とのこと。
キャンプ場でありながら、バックパッカーをターゲットに設定したつくりになっています。
ウェブサイトも更新され、また今年度のコンセプトも明確になっているので取り上げてみたいと思います。
Googleのマイビジネスには「船瀬キャンプ場」という名で記されている通り、確か記憶では前のオーナーさんが高齢化などの理由で今のオーナーさんに事業譲渡されたと記憶しています。
前のサイトにはそのような内容が書いてあったと思います。

なっぷには登録してはいないようで、自社サイトでの集客が主なようです。
淡路島は徳島県の隣で、アクセスも非常にしやすい。また温暖な気候などから大変キャンプには向いていると思います。
また近隣ではいち早くグランピングに取り組んでいたので勉強させていただくこともありました。
大山にも施設を持っていらっしゃるのでそちらも大人気です。
こちらの施設は施設名に「Firstclass BackPackers Inn」と謳っているだけあってかなりターゲットがしっかりされています。
いわゆるキャンプを目的として作られたキャンプ場とは異なり、バックパッカーをターゲットにしたアウトドアホステルといった感じだと思います。
これは当たり前といえば当たり前なんですが、結構斬新なマーケティングだったのかなと思っています。
というのも、一般的に属性「キャンパー」が利用するのがキャンプ場という古い概念がいまだあります。
それを単純に「バックパッカー」(というかどなたでも)がキャンプができる施設を利用するという感覚です。
「キャンプができるのがキャンプ場」という概念を「キャンプもできるキャンプ場」という感じに変えたということです。
寄せられた口コミを見ると多くはそのコンセプトを理解してご利用いただいているので高評価になっていますが、逆に一般的なキャンプ場をイメージしてきた方々からは低い評価になっています。
特に目立つのが「家族向きでない」との意見。これはその通りなんですが、そもそも「キャンプ客向けでない」というのが正しいかと。
家族でバックパッカーという可能性も否定できませんが、多くはそうではないでしょう。
恐らく近年できているグランピング施設というのがこの層、ファミリーキャンプデビュー組の層を狙ったマーケティングをかけている中でFBIさんは最初からこの名を冠し、特にキャンプ客に狙いを定めているわけでなく、自然を生かしたリゾートホテル風な経営をされている印象。
グランピング施設が頭打ちになっているような状況でここまで明確なコンセプトな施設は珍しいので、注目しているところです。
年々施設がアップグレードされているので適切な投資もなされているようですし、今後もグランピングとは似て非なる運営をされていくのではないでしょうか。
Q&Aでは地元の漁協に配慮を求めるルールが多く設定されています。これは恐らく大変なご苦労をされているのも想像に難くないと。。。。
グランピング施設のコピー&トレース状態が飽和化している今、コンセプトが立っているFBIさんの奮闘に期待です!